大事なことを忘れていないか?
と、心の中で問いました。
昔から、人の気持ちを考えすぎてしまう感受性の豊かさが私のいいところでもあり、時に自分を生きづらくさせてしまう問題になっていました。
辛いだとか苦しいだとかそういう気持ちは誰にでもあります。その気持ちに寄り添うこと。
ちゃんと自分がその気持ちに寄り添うことができたとしても、それが時に理解されないときもあります。
「なぜ寄り添ったのか?寄り添うべきではないよね。」
と、言われるのですが、私は納得できないまま、謝ります。
話の通じない人に自分の思想を語っても理解されないのだろうと話すのを諦めてしまいます。
時に自分が間違っているのではないか?と思う時さえあります。
でも、見失ってはいけないのです。
どんな時も辛いと訴えている人の話を聞くことを。どんな時も困っている人の背中をさすってあげることを。どんな時も自分のできるベストを尽くすことを。
それは犠牲ではなく、むしろ心が豊かになることなのです。
なぜなら、私は何度も人に助けられてきて、生きる喜びを知っているからです。そんな喜びを人に与えられる人になりたい。
働けなかった期間に、たくさんの人たちに助けられてきたことを私は決して忘れずにいたい。