彼とのお別れ
あっという間に七夕の日が来てしまいました。私達、ついにお別れしました。
最後は後悔のないくらい、たくさんの愛情を注ぐことができました。彼からもたくさんの愛情をもらったので、この先、素敵な思い出に浸って生きれそうです。
彼に愛されて、私は自分に自信を持つことができました。この年で働いていない私はすっかり自信を失くしていましたが、彼が私の笑顔や性格を褒めてくれて、「私にもまだまだいいところあるじゃん♪」と、自分自身に価値を見出すことができました。それは彼にとっても感謝している部分です。
彼とのお別れは一瞬でしたが、忘れられない一瞬になりました。
強く抱き締めて、その後に私が大切にしていた指輪を「お守りにしてね。」と言って渡したら、彼がそれを小指にはめ、「入った〜。」と喜んでました。最後の最後までお茶目な彼に笑い、そのまま「ありがとう。」と言って、私は保安検査場に入っていきました。いつもポーカーフェイスの彼が、涙で顔をいっぱいにしていて、愛おしくなりました。
そのわずか10秒ほどの一瞬を、私は忘れることはないでしょう。
彼の人生、どんな素敵なことが待ち受けているのでしょうか。私が愛した人だからきっと幸せになるに違いない。ニヤリ。(笑)
雨予報だった七夕の日はからっと晴れ、地元に着いても晴れていました。だから、私はきっと晴れ女です。(笑)この先私の人生も晴らしていくことができますように。