はるかの日記

統合失調症の闘病日記。病気だけど明るく生きていく方法を模索中!

ヘルプマーク

皆さんヘルプマークというものを知っていますか?

 

目に見えない障がいを持つ人がつけるものです。これを身につけることで、電車で席を譲ってもらえたり、外出先などで調子が悪くなった際助けてもらえるかもしれないという利点があります。

 

私は統合失調症で薬を飲んでいるため、疲れやすく、電車で座れなくて困ったことが何度もありました。ある時、電車に乗っていたのですが、薬の副作用で胃を悪くして、電車の揺れで吐き気がしてしまい、座れず、満員電車の中でうずくまってしまいました。結局、次の駅で降り、トイレに行って吐きました。私は若く、妊婦でもないので自分から席を譲ってくださいと言うのがどうしてもできませんでした。電車でうずくまっていると、非常識で迷惑な人だと思われていたのかもしれません。もう何度も似たようなことがありましたが、最近ヘルプマークの存在を知り、これがあれば困ったとき配慮してもらえる画期的なマークだと思っていました。

 

今日はヘルプマークをもらい、早速つけて歩いていました。珍しいせいか、たくさんの人にじろじろ顔を見られてしまいました。これまで好奇の目にさらされることがなかったので、とても恥ずかしく、悔しく、落ちこんでしまいました。

その時友達と歩いていましたが、私が疲れやすかったので、ゆっくり歩いてもらえるようお願いし、人より少し遅いスピードで歩いていました。私が疲れやすいせいで友達にも迷惑をかけていると感じ、ヘルプマークのこともあり精神障害者である自分に落ちこんでしまったので、途中で帰ることにしました。帰りの電車の中でもマークや顔を見られてしまったので、途中から隠しました。

 

目に見えない障害を目に見える形で人にアピールするということは、人に障害を理解してもらえますが、変わった目で見られることを覚悟しないといけませんね。早くこのマークが広まって、変わった目で見られない社会になることを願います。


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このマークを見かけた方は、あまりじろじろと見ないで、そっと温かい気持ちで見守っていただけると嬉しいです。お願いします。

電車やバスでこのマークを見かけて、つけている人が助けを必要としていたら、どうぞ力を貸してください。

 

このマークがまだなかった一年前、東京駅で吐き気がする私を救護室まで運んでくださったお姉さん、駅員さん、ありがとうございました。この感謝はいつまでも忘れません。