はるかの日記

統合失調症の闘病日記。病気だけど明るく生きていく方法を模索中!

アドヒアランス

昨日図書館に行き、統合失調症の最新の治療について調べていました。症状がいつ悪化するかわからないという心配が常にあり、確固たる病気との付き合い方を未だに模索しています。

 

これまでお医者さんの言う通りに薬を飲み、仕事をしないで、休んだ方がよいとの言葉に従ってきました。しかし、お医者さんから見て私は治療の対象者、お客様であり、隣人ではありません。私の生活を一緒になって背負ってくれる訳ではないのです。それなのに、お医者さんの決める治療指針が私の病状を良くしているのだと信じきって、コンプライアンスの良い患者でいるよう努めていました。

ただ、私の病状をよくするために必要なのは、主体的に治療に参加するアドヒアランスでした。つまり、自ら進んで治療指針が生活に及ぼす影響を考え、情報収集し、薬を決定して、納得して飲むことです。

とは言え、統合失調症の原因が仮説であり、その仮説に基づいて薬が作られているそうなので、そんな薬を飲むことに抵抗はあります!それでも薬を飲み続けるのは、薬を飲むことで症状が抑えられているかもしれないという希望を見出しているからです。

精神科のお医者さんは話を聞いて薬を処方するのが仕事ですから、薬によってどれだけ症状が軽くなったかを見てくれます。私の生活(価値観、社会的立場、家族関係、人生設計など)に薬が及ぼす影響は自分で考えなければいけないということに最近気がつきました。もちろんお医者さんも生活のことは考慮してくれますが、言われた薬を飲んでいれば闘病うまくいくなんて保証はありません。

 

でも、こんな風に考えられるようになったのは、病気のことを理由に別れた失恋がきっかけで、私が抱える問題を浮き彫りにさせてくれました。あまり、自分がどれほど深刻な問題を抱えているか考えずにいられたのも幸せだったけれど、気づけたのも幸せで、本当に感謝しています。

 

一生この病気と付き合っていくのは私と家族です。もっと自分を偏見から解放させたい。だから、できるだけ普通に生活できるようにがんばります。自分に負けてはいけない!

 

次の記事で、病気との付き合い方について再度まとめようと思います。