夜になると、俗世間から離れたい欲求を忘れるために眠りについているようだ。
ひどい日は、社会のストレスを全て吐き出して、悲しみを夫にぶつけたりする。
眠る直前、理性が利かなくなり、私はよく彼に不満をぶつけてしまい、さらには彼の趣味まで僻んだりする。夫のいいところは、私と同じ立場になって悲しくなったりしないところだ。あくまで彼の立場から話を聞き、彼に濡れ衣を着せてこようと私がするものならば、一喝してくる。
自分はそんなにいい女ではないな、と思うのだけれど、ありのままの悪い私を、放っておいてくれる彼に、頭が上がらない。
自分のストレスを自覚できる悪い女でいたい。
ぶつける前に睡眠につけるよう、訓練している。
睡眠は一番の薬。