寛解することはずっと目標の一つでしたが、
もっと本質を突き詰めると、
[1人の人間として自立して生活していくこと]
ができたら、服薬の有無に関わらず目標達成と捉えて自信を持っていいのではないかと思います。
なぜなら、その人の価値観や都合を自分の人生に持ち込むと、人生や生活が破綻してしまう恐れがあるからです。
例えば、私が若い時には、考える力があまりなくて、お医者さんの言う通りにして、自分を大切に出来ていませんでした。
現代の精神医学を信じきってしまっていました。
怖いもので、「あなたは病気ですよ」と言われたら、自分は病気なのだと思い、本当にそんな症状がでてきたり、自分は薬を飲まないと社会で生活していけない存在、「原罪」を背負った普通の人間とはかけ離れた存在だと思ったりしていました。
今振り返ると、病院に通院することを条件に交際していた当時のパートナーの価値観も、寛解を長引かせる要因でした。
このように、お医者さんの都合、パートナーの都合を優先して、自分を全く大切に出来ていませんでした。
私に知性があれば、お医者さんや当時のパートナーから早く離れることができたのかもしれませんが、若い私にはその選択肢が思いついていませんでした。
誰かの役に立つかもしれないので、その後の私が寛解や自立に向かっていく中で身につけた価値観をいくつか紹介させてください。
「自分で考えて行動していく知性をもつこと」
「自分を1人の大切な人間だと思って大切にすること」
「生活できる体力をつけること」
「大変な時は人に頼ること」
このような価値観で、少しずつ理不尽さを乗り越えていけば、人生も悪くないから楽しく生活していこう!と思うことができるようになりました。
人は自分の都合(メリット)によって生きており、社会はそんな人の集まりで成り立っていることを痛感します。
そんな世の中の理不尽さを乗り越えるのは、大変ですが、「大切な自分」を守り、育てていく気持ちで、多くの人が寛解や自立へと進めたら嬉しいです!