環境を変えて、ポジティブな人間関係を築くこと
私の自己紹介を改めてすると、「20歳から統合失調症と向き合い、26歳で寛解後、結婚、出産を経て子育て、仕事をしている人」です。
私の経験は過去の記事を見ていただけると、参考になるかもしれません。
今回は、何が回復のきっかけになったかを記させてください。
まず、自分に合わないパートナーと別れたこと。
自分の目標を応援してくれる人は大切にした方がいいと思います。口ではなく、行動で応援してくれる人が本当に付き合うべき人だと思います。
逆に、自分に合わない人というのは、どんどんマイナスになっていく人です。
パートナーではなくても友人や仕事仲間、家族でも言えることです。
また、自分自身も相手にとってマイナスな発言や行動をしていないかに気をつけて、ポジティブな影響を与えられるように心がけていたいです。
相手が幸せになれるような行動を心がけるだけで、変わると思います!
次に、1ヶ月に1回自分の行動を振り返ったこと。
何が起きたのか前向きに評価していくことが大切なステップです。
原因があり受診しているので、その時失った人間の尊厳や自信を、自分自身で取り戻すことが必要です。
薬は睡眠や気持ちを一時的に助けはしてくれますが、根本的なところは自分自身の努力で考え方を前向きにしていくことで変えられると思っています。
皆さん!逆境に負けず、環境を変え続けて、自分らしく生きましょう。
言われて傷ついたことは全部肥料にして成長していきましょう。
メンタル強化結婚
夫はメンタルが鋼です。
私がいくら泣き喚いたところで冷静に思考する能力を持つ強い人です。
この結婚は私が精神を強化するために用意されたものだろうと、何か事件が起こる度に確信に変わってきました。
2024年の現時点で私が彼から学んだ姿勢をメモとして記しておきます!
①目には目を、歯には歯を
「やられたらやり返す」というスタイル
幼少期からキリスト教的価値観で生きてきた私には驚きの価値観でした...
②感情を表現する
喜怒哀楽がはっきりしています
私の家庭ではネガティブな感情を出す=良くないことと教えられて育ったので、怒りや悲しみの感情を顕にする夫を見ていると、目の前に宇宙人がいるような非常に不思議な感覚に陥ります。夫によると人間なので感情があるのは当然という考えのようです。
③メタ認知能力の高さ
客観的思考能力が高く、観察力に優れているので、感受性の高い私が疲れている姿を検知すると、すぐに休んだ方がいいと忠告してくれます。
Chat GPT並の客観性があります。
④他人の言葉を信じるな
人の評価で生きていません。
ある意味、他人を信用していない、期待していないのだと思います。
その代わり、自分で最大限考えて決断を下すことにしています。
この結婚で手にするのは結婚指輪ではなく、メンタル強化なのだと悟りを得ました。
おそらく感受性の高い私が生きていくのに一番支えになるものでしょう。
この境遇に感謝しながら、細々とまた皆さんにシェアしていきたいです。
「できる」と信じてみること
寛解後に出会った夫は、偶然にも心理学を専攻していた人でした。
精神疾患は薬では治らないということを知識として大学で教えてもらっていたそうです。
それを聞いて、私自身が看護の大学で学んだ薬や治療の側面は一面に過ぎないことを実感しました。
精神疾患の治療を6年かけて死にそうになりながら学んだことを、自分は知識として辿り着いていなかったのかと思うと少し切なくなります。
そんな夫に数年かけて指摘されていることがあります。
「なぜ努力できそうなところで諦めてしまうの?」と。
指摘された通り、私は時間にルーズだったり、資格試験の勉強を諦めたり、「何かを諦める」ことに慣れきっていて、「劣っている自分はできなくて当たり前」と潜在的に思い込んでいました。
「はるかならできるのに、やろうとしていないでしょ?」
そう言われて、本当にその通りすぎて大泣きしました。
同時に、「あなたは劣った存在ではなく、考えて行動する力がある。」と、夫が必死に伝えようとしてくれていることに気がつきました。
精神疾患だからと人から馬鹿にされたり、煙たがれたり、離れられたりすることに完全に慣れきっていたので、こうやって大切にされるのは不思議な感覚でした。
そして、それからは様々なことに挑戦してみようかなという気持ちになれました。
自分の体力や時間には限りがあるので、優先順位をつけながら生活すると意外と達成できることもあり以前より自信を持つことができています。
現在闘病中の方には「できる!」と信じることが場合によっては難しいかもしれません。私の経験だと服薬中の時は体力、気力が0に近いまま生きるのが精一杯でした。
なので、無理はしてほしくはないのですが、何かを諦めそうになっている時は「できるかも!」と信じてみると意外とできたりするかもしれません。
うまくいかなかった時は原因を分析して、次に繋げる経験にすることができるでしょう。
失敗しても落ち込んだり、病気のせいにする必要はなく、「生きていても大丈夫」です。
完璧な人はいないですが、失敗しながらも人は進んでいけるはずです。
読んでくれた方達が、もし闘病中に自信を無くしてしまっていても、自分を大切にするきっかけを掴んでもらえたら嬉しいです。
寛解への道
精神疾患をもたらすような経験がどんなに辛いことかは、結局のところ本人にしかわからない。
寛解への過程で一番大切なのは、自分の課題に自分の頭で向き合い行動していくことかな。
私は寛解まで6年もかかってしまったので、もし大切な家族や友人がそういう状態でいるなら精神科に行くことはお勧めしない。
人や環境のせいにせず、自分の「生きる道」を模索すること。
睡眠、食事、日光を浴びる、運動、活動なども人それぞれの生活スタイルが合っていい。
バランスを崩さないように自分のスタイルを見つけていくのがいい。
どうしたら幸せになれるか?
どうしたら生きることが楽しくなるか?
思考をその方向に進めていこう。
精神疾患の患者に対する社会の批判的な意見や風当たりは、そうすぐにはなくならないでしょう。
だから、これを読んでくれた皆さんがそれぞれ自分を守り「生きる」ことを楽しめる日々が来るように願っています。
第二子を妊娠しました!
嬉しいことに、第二子を妊娠することができました。
介護で忙しかった予定が少し空くことになり、第一子の娘と3歳差のタイミングです。
ちょうど望んだ時に生まれてくれることになりました。
私自身兄弟にいつも助けられて、楽しい思いをしているので、兄弟がいる幸せはかけがえのないものだと思ってきたので、上の子もお腹の子も幸せに過ごせるといいなと願っています。
実は、妊娠直後からつわりが酷く、夫の全面的な家事育児の稼働とポジティブマインドに支えられて生きています。
夫の生活ぶりを観察していると...
①体力あり
②ストレスが溜まる前に自分で楽しめる
③育児が大好きで幸せを感じている
④あまり自分のことを責めない
⑤俺頑張ったー!と、自分を褒める
⑥自分の意見は主張する
→メンタルが安定している人のいいお手本かもしれません。私ももっと自分を褒めようかなと思うくらい、清々しい褒め方をしていました。
ちなみに、第一子の時には経験したことのない吐き気や気持ち悪さですが、それでも薬服用中の方がしんどかったです!
(薬の服用は、それだけ身体に負担がかかることなのでしょう。)
ここでも、昔副作用と付き合ってきた経験が生かされ、吐き気も「無理しなければ乗り越えられる!」と思うことができています。
まだつわりは続くのですが、夫と娘に感謝しながら、お腹の子の命を守ろうと思います。
お母さんはロングランなので、無理せず頑張っていきます!
手を抜いていこう!
若い頃、統合失調症と診断されてから寛解までの間は毎日頑張りすぎていました。
なぜなら「普通」の自分になれるようプレッシャーをかけて、手を抜かずに人の何倍も動かなきゃいけないと感じていたからです。
例えば、3食主菜副菜フルーツなどを手作りし、毎日買い物に出掛けていました。薬を飲んで疲れやすい身体だったのに、私の思う「普通」を実現することに必死で、夕方に疲れてしまう自分を責めていました。
ちなみに、子育て中の今は、疲れたら休むを繰り返して無理をしないようにしています。
「普通」という幻想を目指すより「自分の心や体調」に気づいた時点でケアをしながら生活し続けることの方が、結果として生活を持続できるからです。
もし若い頃の自分に会えるとしたら
無理しないで手抜きをしていいから、自分を責めないで生活を楽しんでね!
薬の副作用に耐えながら生きてるだけで偉いよ!
と、伝えたいです☺︎
理不尽さを乗り越える
寛解することはずっと目標の一つでしたが、
もっと本質を突き詰めると、
[1人の人間として自立して生活していくこと]
ができたら、服薬の有無に関わらず目標達成と捉えて自信を持っていいのではないかと思います。
なぜなら、その人の価値観や都合を自分の人生に持ち込むと、人生や生活が破綻してしまう恐れがあるからです。
例えば、私が若い時には、考える力があまりなくて、お医者さんの言う通りにして、自分を大切に出来ていませんでした。
現代の精神医学を信じきってしまっていました。
怖いもので、「あなたは病気ですよ」と言われたら、自分は病気なのだと思い、本当にそんな症状がでてきたり、自分は薬を飲まないと社会で生活していけない存在、「原罪」を背負った普通の人間とはかけ離れた存在だと思ったりしていました。
今振り返ると、病院に通院することを条件に交際していた当時のパートナーの価値観も、寛解を長引かせる要因でした。
このように、お医者さんの都合、パートナーの都合を優先して、自分を全く大切に出来ていませんでした。
私に知性があれば、お医者さんや当時のパートナーから早く離れることができたのかもしれませんが、若い私にはその選択肢が思いついていませんでした。
誰かの役に立つかもしれないので、その後の私が寛解や自立に向かっていく中で身につけた価値観をいくつか紹介させてください。
「自分で考えて行動していく知性をもつこと」
「自分を1人の大切な人間だと思って大切にすること」
「生活できる体力をつけること」
「大変な時は人に頼ること」
このような価値観で、少しずつ理不尽さを乗り越えていけば、人生も悪くないから楽しく生活していこう!と思うことができるようになりました。
人は自分の都合(メリット)によって生きており、社会はそんな人の集まりで成り立っていることを痛感します。
そんな世の中の理不尽さを乗り越えるのは、大変ですが、「大切な自分」を守り、育てていく気持ちで、多くの人が寛解や自立へと進めたら嬉しいです!